いまさら東京五輪招致に関する裏金疑惑が持ち上がっています。懐かしの84年のロス五輪の頃以降(サマランチIOC会長体制以降)金権主義と批判されつつ国際イベントとしての価値を上げてきたオリンピックですが、モノには限度が、といったところなのでしょうか。それを言うなら北京五輪とかいかにも怪しさ満載ですけど。最悪東京五輪が白紙になると、代理開催はロンドンになるという噂もあり、ロンドンとしては殆どとばっちりだと思いますが(開催の経済効果による収支が合わない可能性も大いにあるので)それはそれで仕方ないかなーと。IOC界隈ではいまさら不正認定~開催地変更では誰も得しないので有耶無耶にする方向で調整しているのではないかと思いますが。早速お調子者界のビッグネーム、森喜朗元首相は颯爽と無責任発言を吐き出し始めていますが、ある意味さすがです。それはさておき、1940年開催予定だった東京五輪以来、2度目の幻のオリンピックとなってしまうのでしょうか。(ちなみに1940年は東京の代わりにヘルシンキになる予定だったが戦争のため中止)幻の東京五輪については「戦前日本が戦争で壊滅する直前の仇花」という見方をされているようで、なんというか他人事ではありませんね。単純な経済収支だけでなく、外圧以外では重い腰を上げない日本にとっては国全体を上げて何かに取り組む口実になるので良くも悪くもオリンピックのような国際イベントは必要悪だと思いますが、どうなることやら。